サボン・ノワールを使ったハマム風ゴマージュ(あかすり)で、触りたくなるボディーに。
薄着の季節、二の腕が気になるので、サボン・ノワールで、
優しくゴマージュ(あかすり)をしてみることにした。
サボン・ノワールはオリーブオイルベースの黒石鹸で、フランスでは手に入りやすい、
ペースト状の自然派石鹸。
石鹸といってもサボン・ノワールはあまり泡立たないし、肌に優しくひりひりしない。
ナチュラルで香りも優しいので、とっても使いやすく、気に入っている。
日本ではあまりハマム(イスラム式のスチームサウナ)は見かけないけれど、
ヨーロッパでは地理的なこともあって、比較的よくハマムを見かける。
オリエンタル風のスパといった感じで、庶民的なところから、リュクスなスパ風の
雰囲気のところまでいろいろある。
スチームサウナで身体も温まり、毛穴が開き、汗と一緒に肌の老廃物もでるし、
垢すりで古くなった肌の角質も優しく落とすから、ハマムで、ゴマージュをした後は、
肌も軽やかでソフト。柔らかく、すべすべで、肌のトーンが明るく感じる。
よく言われるような「サテンのように輝く肌」になる感じ。
ビタミンEが豊富なサボン・ノワールはそんなハマムの必需品で、
ゴマージュの前に、うるおいと栄養を与えつつ、
肌を柔らかくしてくれる効果があるのだとか。
それでハマムではないけれど、家のお風呂で、自然派石鹸サボン・ノワールを
使って、ソフト・ゴマージュをしてみた。
ボディ・ゴマージュに必要なもの:
( ほかにもタデ ケッサグローブ ビーナスの手 柔らかなシルクミトン手袋 など)
ゴマージュの後のフルコースケア スパセット:(しなくても、もちろんいい)
クレイパック用:
ミネラルを豊富に含む、モロッコでハマムの後に使うガスールクレイ[ラスールクレイ]
(ほかにも肌により優しい敏感肌にいい フレンチクレイ・ホワイト や
フレンチクレイ・グリーン でも可)
ケア後の肌保湿用:
オーガニック ローズウォーター (クレイパックにも使える)
ケア後の身体の保水・お楽しみ用:
1. ハマムのようなスチームサウナはないので、シャワーかお風呂に入って、
身体を温める。お風呂場が暖かい方がいいと思う。
2. 湿った肌の上に、サボン・ノワールを身体全体に塗り伸ばして、
10分~15分ぐらいそのまま待つ。
(ハマムだとスチームサウナを使いながら、20分ぐらいそのままがいいといわれた。)
私はその間、ヘッドマッサージをしたり、ストレッチをしたりしている。
3. サボンノワールを洗い流して、肌がしっとりと柔らかくなったところで、
ケッサと呼ばれる垢すり用のミトン(あらかじめお湯に浸して、絞ったもの)を、
大きく動かしながら、肌をこすり、肌の老廃物・古くなった角質を落としていく。
たぶん韓国の垢すりよりは、優しい感じだと思う。
4. 最後に洗い流しておしまい。
基本的にゴマージュの後は、肌の保湿が大事。
そして、お風呂上りに水分もちゃんととる。
アルガンオイルで保湿して、甘くしたミントティーを飲むと、ハマム風。
まあ、なんでもいいのだけれど、ミントティーだとなんか雰囲気がでる(笑)。
ハマムだと、ゴマージュの後にオプションでスパコースなどもあって、
その時は、上のクレイを使って顔(クレイは顔もok)と身体のクレイパックを行って、
その後にやっぱりアルガンオイルでマッサージと保湿。
私はアルガンオイルの前にローズウォーターで保湿して、(ローズウォーターを
クレイパックに混ぜてもいい。)そのあと、アルガンオイルを塗る。
クレイパックの仕方はここ ↓ に。
注意点は、
ゴマージュ(あかすり)は週1、2回程度が適当。
ゆっくりリラックスした気分で、週末とかにするといいかも。
サボン・ノワールは基本はボディのゴマージュ用なのだけれど、
フランスには洗顔で、顔に使う人もいる。
顔のゴマージュには刺激が強すぎることもあるので、私は使わないけれど、
友人のなかには、オイリーな顔のTゾーンにだけ、サボン・ノワールを伸ばし、
時間は2分だけ、垢すりのミトンは使用しない、という方法でやっている人もいる。
ただ、もし顔に使うとしても、目と口の周りはパックのように絶対避けること。
私の場合、顔には上のクレイパックで十分。
サボン・ノワールは、冷暗所保存で。夏場は冷蔵庫に入れてもいいかも。
あと、フランスでは食器を洗ったり、家の掃除などに自然派洗剤をして、
サボン・ノワールが使われている。
5Lのぬるま湯に、大さじ2杯のサボン・ノワールを溶かして、タイル等を拭いていく。
その後に水ぶきはいらない。(サボン・ノワールは水には溶けないので、お湯を。)
食器洗いなどには、ゴマージュようじゃなくて、↓でいい。